民主党政権、悪夢発言
今月10日の自民党大会で安倍首相が民主党が政権を取ったことについて悪夢のようなと発言した事が問題になっているようです。
「12年前の参議院選挙で惨敗し、悪夢のような民主党政権が誕生した」
上がその時の発言の全文のようです。
確かに民主党が政権取った時に原発事故が発生し、あの頃は良くないイメージが付いていますが、実際の成果はどうなんでしょうか?
民主党が掲げた目標としては以下のものがあったようです。
1政治主導
2コンクリートから人へ
3子供手当て
どういったものだったのでしょうか?
まず政治主導ですが、これは、予算や政策や人事などの決定を官僚ではなく、政治家がやって行きましょうと言う事です。
やはり、官僚が予算や政策の原案を作るとなると、政治家の意図がダイレクトに反映されない事があるのでしょう。気持ちは分かります。イギリスの政治体制を真似しようと言うものでした。
では、実際どうだったのかと言うと政治主導の目玉だった国家戦略局の設立は国会を通過する事が出来ずに立ち消えになってしまったようです。
次はコンクリートから人へですが、これは無駄な公共事業をなくし、社会福祉や子育て支援にお金を回そうと言うものでした。
これにより、高校の無償化や子供手当てなどの一定の成果は得られたようですが、震災の影響により土建業者を支持する声や、事故が発生するたびに土建費をケチるとこうなると、つつかれていたようです。
次の子供手当ては、もう上で話している内容ですね。お世話になっています。
スローガンから見ると、50点くらいですかね。政治主導の政策には失敗したけど子供手当てや高校無償化などの福祉面の充実は成功したようですね。
では、スローガン以外を見てみたいと思います。大事そうなのは、経済面と外交面ですね。
まず経済面ですが、印象的には経済成長率が中国に抜かれて第2位を取られたことや日本の家電メーカーがどんどん調子が悪くなった事が印象でした。
リーマンショックの影響や震災の影響を考えると正直、しょうがないんじゃないか?って気にもなるが
経済成長は色んな側面で賛否両論あるようです。
株価を見ると、失われた3年って表現がしっくりきました。まぁ、株はマインドですからね。
就職率を見ると安倍政権で桁違いに上がったようです。安倍さんも国会の議論では、就職率を引き合いに出して、議論を戦っているようです。
色んな要素があり、分かりずらいですが株価と就職率に大きな差が出てる分安倍さんの言い分に部があるようです。
では、外交面ではどうでしょう?
検索して出てくるのは、尖閣諸島問題、普天間基地移設問題ですね。私個人としてはTPPの出遅れで韓国に家電の大部分を持ってかれたってイメージがあります。
民主党の基本姿勢は、周辺国と友好な関係を築く事だと思うのですが、誠実に行き過ぎて、付け込まれた感がします。
まとめると、スローガンは半分成功、経済面は微妙、外交問題は付け込まれる。
うーん、悪夢のようなって言うのは言い過ぎかもしれませんが、ちょっと幼稚感じがします。
国内へのアピール先行で、高い理想を宣言して、結局やってみたら難しかったって言うのが多い印象です。